ダンススタイルの選び方画像 サルサのダンススタイルについて
サルサは、もともとは、キューバが発祥の地とされています。そこからON1として西海岸、ON2として東海岸でスタイルが変わっていったとされています。
サルサの特筆すべき点は、世界的にあらゆる階層で踊られていて、普及率の高いダンスだというとこです。
ヨーロッパのセレブも踊りますし、貧しいダウンタウでも踊られています。
そういう意味では、サルサは習っておくと、世界中どこででもダンスコミュニケーションができるダンスだということです。
国際大会での入賞率は、めあすとして、ON2が60%、ON1が30%、キューバンが10%程度といわれています。
これは、あくまでもダレが評価しているかによります。ですので国際大会を開催している開催者の好みにもよるところが大きいといえます。
また、同じく正確な数字はありませんが、世界的な普及率で見るとON1が支配的に広がっているといわれています。
ただ、キューバンは、キューバ政府が国策としてアカデミア化し力を入れていますので、現在流通している、どろくさいオーソドックスなキューバンサルサとは違った、新たなテイストでスタイリッシュにモディファイされた別物も随時投入されています。
どのスタイルでやるにしても、自分の体型や性格に合ったダンススタイルを選択していくのがベストといえます。
パーティは、ダレか見てますし、ペアダンスですので相手のパートナーもいます。体型に合わないダンススタイルでは、見栄え含めて低評価、イヤがれるモトとなってしまいます。

サルサスタイルを無難に選ぶ方法 ON1背が高くても低くても、相性良く、一杯飲んでラフにダラダラっと踊るスタイルです。LA(ロス・スタイル)といわれ、見せるダンスでもありません(プロでは除く)ので、ゆえに細かくもいわれないし、ヨーロッパでも仏国、伊国、スペインなど、背の低いラテン系でも踊れるダンススタイルです。
すぐに踊れますが、上限の天井が低く、ゆるい分びみょーに物足りなさ、雑さは感じられます。
おっとりとした、やさしい女性などとの相性はバツグンかと思います。 どちらかというと、白人が踊るフォークダンスの延長線上という感じです。
キューバンオーソドックスなものと近代的なものとがあります。中南米発祥なので日本人との相性は背格好では合っています。小柄なヒト向けで、むしろ背が高く手足の長いヒトは逆に向かないといえます。
スピードやキレを要求されますので、気の強さと、少々のことにめげない、おおらかさが要求されます。
なんというか、殴られたら、殴り返すぐらいのラテン系の、気の強い女子などはバッチリ向いています。あっけらかんとして、中身オトコというぐらいのサバサバした性格のヒトはキューバン向きで長続きするようです。
キューバンは、背格好と性格との掛け合わせとなります。
特に、女性の場合、おっとり、おしとやかな感じのヒトはキューバンには向いていないといえます。ON1向きです。残念ながら、女性的なジトっとした感じのヒトは、なんかちょっと違うといって辞めていってしまうヒトが多いようです。
ON2ニューヨーク・スタイルです。発祥は、サルサとマンボとの合体、発展課程はブロードウェイ・ミュージカル、JAZZダンスの影響が強く、見せるダンスです。
見せる以上、見栄えの良い体型でないとまずムリです。肥えててもいいですが、まず、なにがなんでも身長が必要です。残念ながらコレ絶対条件です。
このダンス、もともと、そういう動きでチューニングされていて。男性最低でも175cm以上、女性165cm以上が条件となります。
これをいうのは、問題発言かと思いますが、背のちっちゃい女子がON2やっても、まったくサエないしカッコ悪くて、よくありません。
短い手、短い足でスタイリングいれても、見栄えが悪く、見るほうもイマイチとなってしまいます。
正直、背がないと厳しい、よほどうまくアレンジしないと背が足らない、手が短い、足が短い、日本人には届きにくいスタイルです。
行きがかり上、小さいけどON2になってしまったというのであれば、アフロキューバンなどのスタイルでやるON2もあり自分で加工しながらチューニングしていくという方法もあります。オーソドックスなスタイルで闘うのは絶対に不利です。手が長い、足が長い、背が高い(ロシアとかゲルマン、北欧系みたいな体型)が条件です。
それゆえに、日本でも世界でも一般的な普及率は低くなります。また、技術レベルも高く難解で、そこまでしなくともといって、生徒自身が音を上げて辞めてしまうという傾向にあります。

ただ、現在、世界NO.1といわれるON2ダンサーはイタリア人で、背はラテン系なので、いうほど背は高くありませんが、アフロキューバンテイストです。自身をよく理解して造りこんでいるという感じです。「絶対負けない」という強い意志、練習が生み出した位置取りで、日本人には大変参考になります。
リズムどりはON2ですが、ダンス自体はキューバンテイストの創作的な位置取りです。いわれたことだけではなく、アタマ使って工夫すれば、やりようによっては世界の頂点まで行けるということです。


技術的な違い 踊るスタイルと広さON1 直線を行ったり来たりして、そのライン上から出ないという移動方法をとります。せまいバーなどでちんまりと横のヒトと当たらないように踊るというスタイルとなります。
キューバン浜辺やストリートで、隣のヒトを気にせずに開けっぴろげで楽しく踊るスタイルで、円を描きながら踊るスタイルです。踊る面積が広く、ショーやパフォでない限り向きはあまり気にすることはありません。 ON2直線を行ったり来たりですが、ステージ方向というのを意識しての動きとなります。移動距離も大きくもなり、小さくもできオールラウンドです。 足運びON1キューバン ON1とキューバンは、足運びがほぼ共通です。
ON2ON2だけが、足運びが逆になります。さらに男性は、シャイン足とペア足で左右どちらでも踏めるようにならないと使い物にならないというキビしさがあります。
これは追々やってみれば解ると思いますが、地味でキツいらしいですよ。

リズム取り ON1・キューバンON1、キューバンは、ドン、タッタッを繰り返します(厳密には6半7=ドンタッタ=123、ドーーン、タタ=567) 、一拍めにドーンと踏み込みますのでON1といいます。
567をドーーンタタで踏めるヒトはプロでもあまりいません。心配無用です。そういう意味ではたいしたプロも居ないのが現状です。プロのパフォーマンスを見ながら足もとに注目、ベーシック567をドーンタタで踏めてないやん、偉そうにいってる割に、たいしたことないなと思うのもアリです。
ON2ON2だけ、半拍ズレます。んった、「んった」、んった、でHIPHOPのノリになります。 「んった」の二拍めにアクセントが強で強くリズムをとります。で、二拍めにアクセントが入る、ここからON2という名前がきています。
さすがに、ON2だと567を「んーーーたた」で踏めといわれます。ネバりを入れろなど、厳しく細かい点まで指摘されます。
レベル的には、かなり高いものを要求されます。

ダンスマインド ペアダンス ペアダンスの基本 ペアダンスは、男女ペアで男性のリードで踊るか、ルエダのように仕切り元、リーダーの指示で踊るなどとなります。
ペアダンスは、男性がリーダーとなってダンスを進めますので、女性は、自分自身の意思で右回り左回りもしてくれません。
ゆえに男性側の負担と責任は大きく、求められるものも高く厳しいものになります。女性が全然違うことやミスをしても、男子がすべてを引き受けて、すいません僕のリードが悪くてと、女性が恥をかかないように男子があやまらなければなりません。
女性は3ヶ月もせずに踊れますが、男性はまともに踊れるまで、3年から5年は地味なレッスンが続きます。
すぐにてきとーで男性も踊ることはできますが、並行してしっかり習わないと一生その位置から抜けられません。
おいおい、10年やってソレ、その程度。というひとは多いです。女子からも、あーあのバカ知ってるし。と、無限に極限にバカにされ続けます。でも、相手いないと踊れないから辛抱はしてもらえます。
全然知らない女子から、不安そうな顔で寄ってこられて、あの、踊っていただけます??
と、いってもらえるまでは、相当な、地味な努力がいるそうです。
プロにいわせると、マトモに踊れる男子は、全体の5%ぐらい、スクールのメンツもかかりますので、取り合いになります。
それぐらい貴重な存在だそうですが、普通のレッスン生の5倍ぐらい怒鳴りまくられるといわれています。なんで、なんでなん。なんで、お金まで払って毎回、毎かい、怒鳴りまくられるん。ぐらいが、あなたに求められてるレベルです。ガンバって!!。
不安でイヤになって辞めるか、いわれて納得できる相性の良い先生を探すか、知らんがなアホちゃうで脳天気に気長に流すかになります。
やり続ける限り、永久にダメだしは続きます。
ひとことでいうと、大変キビしい~~~。もんだそうです。
世界的なプロスケーター、プロテニスプレーヤーですら、コーチがつきっきりでダメだし指導をします。
あなたが、褒められることなど永久にありません。
ON1 ON1は、基本的にはあまり足さばきを厳しくいわれることがありません。てきとー、ゆるーく、という感じです。すり足のひともいます、足使わずに足を止めて手だけで踊るという人も多数います。
習いに行ったその日から手をつけてペアで踊ります。これはコレでありです。別にそこまでしなくとも、いきなり手つきで楽しかったらいいし、こだわらなくてもちょっとそれっぽく踊れればかまわない、というダンスマインドとなります。
伸びしろを潰したくないというヒトは、いい先生を選ばないと、一生後悔することになります。なんちゃって先生、ウソを教える自称上級者が多いのも事実です。
一度ついた足が使えないという「致命的な悪いクセは永久に矯正できません」。
キューバンのヒトやON2のヒトからは、これを足も使えない低級、スピードもキレもない、ど素人集団のフォークダンスと安く下に見る傾向はあります。
キューバン
キューバンは、キレを出すために、ものすごく足を厳しくいわれます。踏み込みをものすごくいわれます。足を止めるなどタブー中のタブーです。いつ手つくん??というぐらい、明けても暮れても、足ばっかりです。レッスンの半分ぐらいはアイソレーションと足となります。つま先だけで、一曲持たないようなやつはヤメちまえ、ぐらいの冷たい非情なレッスンです。※まがい物レッスンを除いては。
足を使って踊る。リズム・ビートを足を使って打楽器のように切る。キレとスピードの根源でありキューバンスタイルの生命線となります。
ON2 ON2も同じです。足ができないのに手をつけるな、100万年早いぐらいの勢いです、まず足、足さばきをいわれます。 とりあえず足、足、足、足、足、足、足、足、足、足、足、足です。足が、からまってフラフラで倒れるほど、死ぬほど地味で退屈で、つらいレッスンが続きます。ベーシック体重移動こればっかりです。
大半のヒトが音を上げて辞めてしまいます。
キューバンもON2も、足が使えないのをタブー中のタブー、絶対にやってはならない踊り方とされ、足が動いていない踊り方を手踊りといい、即死級一発退場、女子からも踊ってもらえずに、バカにされパスされてしまいます。
すべてにいえるダンススタイル スタイル選び方と自分自身の見極め スタジオやレッスンは、スタジオの運営や先生の稼ぎ、生計もかかっていますから、ダレでもいらっしゃい、長くいらっしゃいになりますが、実際のところ長くいって、生徒のためになるかというと、実は、そうでもありません。もともと生まれついた体型もありますから、それに合わせたダンスを選び、それに合った体の使い方を知る必要があります。
悲しいかな、HIPHOPにしろ、JAZZDANCEにしろ、社交にしろ、実は合わない服を着さされ続け、長~く引っ張られていたということは、普通によくある話しです。
また、それとは別に、この子には、いってもムリ、このレベル止まり、変なクセ抜けないねえ、ダレに習ったの。なんちゃって自称上級者??、なんちゃって自称先生??、でも、怒られることもなく、笑顔でいいねを連発される。そんなスクールが大半です。
もしも、ダメ出しもなく、笑顔でいいねを連発されてるなら、あなたは見切られていて、残念ですが、そこ止まり、お金だけ置いていってね、ということになります。先生にインターネットでこんなこと書いてありました、といっても、ダンスも知らないど素人のタワごと、大丈夫ですよ。といわれると思いますが、生徒集めていくらですから、当然かと。
大きな流れとしては、ラテンバーは生徒をたくさん持っている先生にレッスンをしてもらって集客、先生側は、新規顧客開拓→固定客化となります。また、自身のスタジオ(レンタルスタジオも含めて)へ誘導しより利益率の高いほうへ引っ張っていく流れとなります。
キツイいいかたをすれば、客もってない先生に来てほしくない。まあ、経営的業界の流れとしては当たり前となります。
生徒側も、ちやほやされて乗っかって流され不毛なくだらない時間だけを使わないように、ある意味ドライで冷たく見極めていく必要があります。あなたの人生において、そんな時間的余裕はありません。
先生がうまくしてくれるわけではありません。もちろんアドバイスなしで絶対うまくなりませんが、あなたは、自分自身でうまくなる以外=ひとりぼっちで地味に練習以外に方法はありません。それを忘れないでください。
大きくいうと2種類です。 ここからは、すべてのダンスにもいえる共通の部分、体型について、お話ししていきたいと思います。 ダンスは色々ありますが、背の高いヒトと背の低いヒトとでは、そもそもリズム取りが異なります。 自分がどちらに属するかを考えて、いろいろ試行錯誤して決めていってください。
音取りの基本動作 すべてのダンスで共通するリズムの取り方があります。不思議なことですが、マラソンの大柄の人がやるストライド走法と、背の低いヒトがやるピッチ走法などと同じように体型で分かれます。
サルサは、ラテン系の小さいヒト向けで基本コレですが、コレがすべてでもありません。社交系で長身の洗練され尽くしたタテノリ系のヒトも多く居ます。(これ最強、世界で通用するレベルですが、日本ではほとんどいません。平均的に日本人は身長が足らない。)
ヨコノリまず音楽を聴くときに、イスに座ってかかとをつけたまま、つま先を浮かせて、つま先を左右に振ります。上半身もつられて左右に振れます。(つま先つけて両かかと振りでも同じですが)
これをヨコノリといいます。
タテノリ 座ってつま先をつけたまま、、両かかとを同時に上げ下げしてリズムをとると自然と体も動きます。クビとつま先が鳩みたいに上下に動きます。
HIPHOP、JAZZなどがこのスタイルでタテノリといいます。HIPHOPを聞くと、んYO、んYO、んYOと勝手にリズム取りします。半拍遅れるウラどりで、そのままON2のリズム取りと一緒です。 いかに、足、足首、足、足、足、足、足、足、足、足、足、足、足がががががが、大事か解ると思います。したがって、足が正しく、しっかりと動かないと体全体をつかって踊る、体全体で感動的な表現は絶対ムリです。
まあ、そこまでして、そんなにコダワリませんが、趣味でチョコと踊れればいいし、ノメりこみすぎ。というヒトが大半なのも事実です。
背の低いヒトお薦め定番が、横ノリです、ヒザをしめてヒザや足首を左右に振るツイストのようなリズム取りです。女性はつま先起点で振り、男性はかかとを起点で振るというのが一般的とされています。
女性は、あたりまえですが、ヒールがあるのでつま先以外はムリ、男性はつま先起点で振るとお尻が振れるのでブザまとされます、ただ、男性に限ると、つま先起点振りのヒトもたくさんいます。いろんな理由からだと思います。お尻振りをしないように矯正して、つま先からボールを生かして、シャープにスマートにエッジを効かせたい、他のダンスとの兼ね合いとか、自分の表現としてつま先スタイルを選ぶとかです。また、高度につま先、かかとの使い分けをするなどです。
両膝(ヒザ)同時曲げはOKです、ただ絶対にヒザが開かないようにする、ガニマタにならないという踊り方です。通常は、女子などは、ヒザにゴムバンドなどをはめられて、ヒザが開かないよう、常にステップ時にヒザ同士、くるぶし同士がこすれるように矯正されます。体型に合わせた、動きとして発展、チューニングされています。
逆に背の高いヒトが横ノリをやると窮屈そうでブザマになります。たとえば、前かがみで、ゴリラのようなスタイルでワフッワフッワフッとやるスタイリングがありますが、笑ってしまうほど、背の高いヒトは滑稽な動作になってしまいます。
背の高いヒト お薦めは、縦ノリという方法です。基本が顔の高さを変えず(←はい、ココ死ぬほど重要)に、絶対膝(ヒザ)を曲げずに、右足首、左足首を交互に伸ばして股関節をシーソーのようにギッタンバッタンさせてリズムをとる方法です。ヒザを曲げずに1本のシャフトのように動かす訓練です。
※ラテンはラテン系のもともと背の低いダンス、背が高ければ、社交をかじっておいてこの足さばきを知っておく方が絶対有利です。ヨーロッパでもゲルマン系の背の高いヒトが、このスタイルで振りを大きく踊ると華がアリ、一瞬で廻りを消し去るぐらいカッコいいです。ダンクシュートのようなもの、横でちっこいのがいくら頑張ってもまず勝てない。日本では、あまりお目にかかることのないスタイルです。
男女ともに、背があるというのは、それだけで「絶対的」に有利です。
踊ってる最中でも常にどちらかの片足はまっすぐ伸びきってる、両足を同時に絶対曲げないという方法です。まっすぐ伸びきってシャープにスパーとつま先から入るという踊り方です。
身長のあるヒトがこれやると、本当に見ばえが良く、それはそれは、うわーーーカッコいい、という踊り方になります。そのまま社交ダンスでも使えるカラダ使いです。
股関節に、トガッたハリガネ突き刺すくらい、痛いトレーニング、こんなことしていたら足の神経が、ちぎれて歩行困難になりそう、というようなトレーニングを延々と続ける必要があるそうです。
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